名前の由来は・・・怖いです~クビキリギス~荒川いきもの図鑑

名前の由来は・・・怖いです~クビキリギス~

ここ数日、本当に寒くなりましたね。荒川河川敷の秋は短かった気がします。鳴く虫たちの演奏会も終焉に近づいてきた今日この頃ですね。でも、まだしばらくは河川敷でも、コオロギ・バッタ・キリギリスの仲間たちには会えます!
今回は、先週、荒川河川敷で出会った、ちょっと今風な色彩のキリギリスの仲間をご紹介します。 ピンクです。なんと、体色がピンクです!!普通、バッタやキリギリスの体色は緑か茶褐色ですよね?しつこいですが、ピンクでした。
以前、新聞にピンク色のキリギリスの仲間の記事が載っていました。「ピンク色に色素が変わっている個体もいるのか・・・逢ってみたいな」と思っていたら、逢えました!!

彼の名前は「クビキリギス」。クビキリギス自体は、どこにでもいて極々普通に見られるのですが、ピンクは初めて!「マジっすか?」と心の中で叫んでしまいました。バッタ・キリギリスの体色は、生まれた環境で決まります。湿り気のある草地で生まれた固体は緑色、乾燥した草地で生まれた固体は茶褐色、といわれています。乾燥したところには、枯葉の混ざる率が多く、緑色の体色だと目立ちすぎて外敵に襲われやすくなるので、防衛手段で体色変化が起こるといわれています。ピンクにどんな環境で生まれたんでしょうか?もちろん、カエルと違い、周りの色に合わせ体色を変えることはできません。緑なら一生緑のままです。色が周りの環境で変わるのも、なんだか大変そうですよね・・・。人もよく顔色が変わる人もいますが・・・。

キリギリスの仲間は雑食性です。だから、鋭い大顎を持っています。痛いですよ~、噛まれると!痛くて痛くて、離そうとすると首が取れてしまう。でもまだ取れた首は噛み付いている・・・・・。
怖いでしょう?首が切れても噛み続けるキリギリス・・・。だからクビキリギスと命名されました。

成虫は越冬して、4月ころから「ジーーー」と鳴き始めます。今度、彼らの顔に注目してください。口の周りが赤いねずみ男に似ています。口紅をつけた、ねずみ男。