結構、トリたちヒトたちの役に立っています! ~カイガラムシ~荒川いきもの図鑑

結構、トリたちヒトたちの役に立っています! ~カイガラムシ~

荒川河川敷の立ち枯れをしているヨシに、スズメやシジュウカラ・カワラヒワなどの小鳥がしがみつくようにくっつき、一心不乱に何かをついばんでいるところを見たことがありますか?実は冬の時期に昆虫を食べているのです。これがとても貴重なタンパク源になるのです。

「ビワコカタカイガラモドキ」という名前から、みなさんはどんな生き物を想像しますか?巻き貝の仲間?そんな感じですよね?彼らは、カイガラムシの仲間です。貝殻のような殻を屋根のように覆い、その下で生活しているのです。カイガラムシの仲間は、日本に土着している種類で400種とも言われている大所帯です。半翅目(はんしもく)に分類されていてセミやカメムシに近い昆虫です。

ヨシの茎にへばりつくような茶色い物体が彼らの本体です。周りの白い粉状のものは、彼らの排泄物。特に、匂いもしないし、茎を覆うタケノコの皮のようなもの(葉鞘)の下に隠れているので、一見、見つけにくいのですが、トリたちにはすぐに居場所がわかってしまうのです。鳥ってすごいですよね。

カイガラムシは鳥だけではなく、昔からヒトもお世話になっています。子どもたちはレコード盤というものを知っていますか?カイガラムシの分泌物から天然樹脂ができ、それがレコード盤に加工されていたのです。また、気持ち悪くなったらごめんなさい!ハムなどの着色料にも使われているのです。もう、ハムなんか食べるか!って、言わないでくださいね!
どうですか、「ビワコカタカイガラモドキ」。見に行ってみたくなりましたか?