こんにちは!荒川クリーンエイド・フォーラムのインターンに参加している
明治大学農部食料環境政策学科2年の中川 一希です!
8月に同じくインターンとして参加していた西岡さんと同じ学部学科出身です。
私は中学生のころに授業の一環で荒川クリーンエイドさんのご指導のもと清掃活動をした経験があります。それから数年後、私は農学部に入り自然環境のことをさらに詳しく、また、中学生の頃とはまた違う観点で活動したいと思いこの団体を選びました!
そして先日、インターンシップの活動の一環として「バッタとなかよし」に参加してきました。
今回の記事は私が担当致します!
- バッタとなかよし とは?
バッタとなかよしというイベントは小松川自然地・里川プロジェクトの一環で、名前の通りバッタやカマキリ、キリギリスなどの河川敷にいる虫を捕まえて荒川の生態系を学ぶイベントです。今年は江戸川区・小松川自然地にて快晴の中、親子総勢20名以上もの参加者と活動を行いました。参加していただいた皆様、本当にありがとうございます!
- イベント開始前に…
早速バッタを捕まえに行くぞー!…とその前に「バッタ先生(?)」こと高山さんからいくつか諸注意がありました。
- バッタを捕まえるときは優しくしてあげましょう
- カマキリは虫かごにバッタと一緒に入れてしまうと食べてしまいますので一緒には入れないであげましょう
- 今日はとても暑いので無理をせずこまめに水分補給をとりましょう
…さすが先生。私も気を付けなければ!と思いつつ、いざバッタを捕まえに行くぞー!
- 白熱したバッタとり
さあ、イベントが始まると子どもたちは我先にと草むらへ入っていきます。
私はカメラマン兼サポーターとしてお手伝いさせていただきました。
「バッタ捕まえたー!!」と声が。
慌てて声の先へ向かうと開始早々もうバッタを捕まえている子がいました。
思わず私も「早っ!」と声が出てしまいました(笑)
するとあちこちで捕まえた喜びが飛び交っています!
荒川の河川敷にはとてもバッタが多いことを知りました。私も中学・高校で荒川の河川敷を使っていましたがこんなにいるとは思いませんでした。
イベントは終始白熱し、「ほら!大きいバッタいるよ!」とお父様やお母様も一緒に探して「チーム戦」のような光景がよく見受けられました。
- 先生の解説
バッタを虫かごいっぱいに捕まえたあとは、先生による解説授業がありました。
私も正直詳しくはなかったのでみんなと一緒に教えてもらいました。
一口に「バッタ」と言っても種類は豊富で今回みんなで捕まえたバッタでも5種類以上ものバッタを探すことができました。また、カマキリ、トンボ、キリギリス、クモ、コオロギ等々…バッタ以外の虫も多く捕まえました。
中でも私が一番感動したのがバッタとカマキリの目の特徴です。バッタは草食動物なので危険を察知しやすいように目は横についています。(例:シマウマや牛)またカマキリは肉食動物なので獲物をちゃんと捕らえられるように目は顔の正面についています。(例:ライオン)虫も動物と同じような構造になっていることに驚きました。
- 最後に
「虫にとってこの河川敷はおうちです。私たちが狭い部屋で窮屈な思いを感じるように虫たちもこの虫カゴで暮らすのは窮屈です。最後はしっかり返してあげましょう。」
という先生の最後の解説により今回捕まえは虫たちを河川敷へ返してあげました。
たくさんのことを教えてくれたバッタたちに感謝を込めてお別れを告げて今回のイベントは無事閉幕となりました。
- まとめ・所感
私も含め、多くの方々に荒川というフィールドに立って実際に肌で感じたことを忘れないでいくべきだと思いました。
特に今回参加してくれた小さい「バッタ博士」たちが大人になった時に荒川を見て、何か小さなことでも意識が変わってくれればなと思います。この1日で私は学生時代お世話になっていた荒川の河川敷を更に詳しく知ることができ、大学生なりに感じたことがたくさんありました。私もこのイベントを経てもっと自然や環境を大切にしていこうと思いました。
明治大学2年 中川 一希