9月9日(土)-10(日)、「“いい川”や“いい川づくり”とはなんだろう?」をテーマに、全国の市民団体、企業、行政・自治体がそれぞれで取り組んでいる活動をワークショップ形式で発表し合い、みんなで考えていこう!という、いい川・いい川づくりワークショップが九州・福岡大学にて開催されました。
総勢44団体が参加し、当団体も昨年に引き続き大会にエントリー。
大会の様子を写真とともにご報告します!
□プログラム内容
<1日目>
・参加団体の全体発表(3分間)
・発表テーマごとに分かれてのグループ選考(A~Iまでの9グループの中からそれぞれ1団体を選考)
・韓国川の日大会、グランプリ等受賞団体の発表
・九州北部豪雨の被害状況、復興状況の報告(福岡県より)
・交流、懇親会
<2日目>
・パネルを用いた復活選考会
・「いい川・いい川づくりワークショップ」20年記念プログラム
・2次選考会
・最終選考会
・閉会、表彰式
●大会1日目
初日は各団体3分間による全体発表がメイン。
発表の方法は自由ですが、スライドを使う場合は3枚まで(静止画のみ)などの条件があり、いかに簡潔に、かつ的確に伝えるかが求められます。
3分間は思った以上にあっという間・・・
思考を凝らし、各団体発表に臨みました。
当団体は、これまでの荒川のごみ問題解決に向けた活動、そしてこれからの活動に向けた取組として、ITの活用やエンタメ要素(LINEスタンプや萌えキャラ)を用いて広報・啓発活動を行っていくことを発表しました。
《他のエントリー団体の発表内容については、下記サイトで確認ができます》
http://www.mizukan.or.jp/kawanohi/10th_iikawa_ws/entry/10th_list_all.htm
全体発表の後はテーマごとに分かれてのグループ選考会。
当団体のほか、
熊本県・白川にて水害学習を中心に活動する「NPO法人白川流域リバーネットワーク」、福岡県・筑後川にて昭和28年筑後川大水害を後世に伝える取組みを行う「筑後川まるごと博物館運営委員会」、琵琶湖・瀬田川にて釣り人と一緒に清掃活動を行い、釣り人のマナー向上や啓発活動を行う「淡海を守る釣り人の会」、北海道・天塩川にて川づくりと街づくりに取組む「天塩かわまちづくり協議会」という、
全国各地から、様々な取組みをされている団体が同じグループとなりました。
どれが本選に選抜されてもおかしくない状況…
審査員の方々も悩みに悩んだ結果、当団体が本選に進むことが決定!
選ばれたポイントとしては、「継続した取組みをし(活動は24年目)、しかしさらに新しい取組みにチャレンジしており、そして運営側の次世代継承も行われている」ということでした。
他8グループからも1団体ずつ選ばれ2日目の本選に臨みます。
●大会2日目
2日目は朝早くに始まった復活選考からスタート。
結果、本選出場は15団体となりました。
本選前には今回のワークショップが開始から20年を迎えるとのことで記念プログラムが開かれ、「これからこの大会をどういう形にしていくのか」というテーマでパネルディスカッションを行いました。
“反対・対立から対話へ”、“災害に対する具体的な対話”、“クールな川づくり”、“難しい社会問題とどう向き合うか”など、今後に向けたキーワードが出たところで終了となりました。
さて、次はいよいよ本選。
2次選考と最終選考へと続きます。
残った団体のパネルに審査員がシールで投票し、各団体の活動についてコメント。
当団体も2次選考を突破し最終選考へと駒を進めました。
そして結果発表。
荒川クリーンエイド・フォーラムは見事入賞!
「拾ってしらべるで賞」を受賞しました。
ちなみにグランプリ受賞は、北九州・魚部(ぎょぶ)!(下写真)
決め手は発表した若い女の人の胴長姿だったそうです(笑)
(参考)北九州・魚部:https://gyobu.thebase.in/
●大会を終えて・・・
今回のいい川・いい川づくりワークショップは20年目という節目。
頻繁に聞こえてきたのは、「技術」「次世代への継承」「災害」「発展」という言葉です。
これは河川環境に限ったことではないですが、これからどのようなことを目指し、どのように一人ひとりが関わっていくか、ということを考えさせられる機会となりました。
(余談)
今大会、当初予定の飛行機の便が急きょ欠航しエクスカーションに参加できなかったり、大会会場から現地の宿まで約2時間掛かったり(そのため終電が20:30ごろ(汗))、本番も発表用スライドが運営事務局側に届いていなかったり(東京のスタッフと連携して何とかセーフ)と、始まる前からえらい騒ぎでしたが…
しかし、まぁ、入賞できたことですし、結果オーライでしょう・・・(T ^ T)
(ふじもー)