荒川河川敷で「チチッ・チチッ・チチッ」と鳴きながら、波状に浮いたり沈んだりを繰り返し飛んでいる鳥を見たことありますか?彼らは、セキレイの仲間で目を隠すように黒いラインがある「ハクセキレイ」です。
河川敷にいる、ハクセキレイは、はっきり言って正しいハクセキレイ。ハクセキレイの王道を行っています。なぜかって?最近、街中でもハクセキレイを見かけませんか?特に”駐車場”で!もともと彼らは、海岸や河川敷、水辺や農耕地など、割りと開けた土地で、昆虫・ミミズなどを食べて生活していました。ところが、開発や河川敷の整備などで、開けた生活環境が激減し、泣く泣く(?)駐車場などの開けたところに住むようになったみたいです。やはり人間の影響を受けてしまったのですね・・・・・。
河川敷で、彼らをそぉ~と、じぃ~としばらく観察してみてください。笑えるシーンがきっと訪れます!腰を上下に振りながらチョコチョコと歩く姿自体が可愛くて愛嬌があるのですが、ちょっとオッチョコチョイなのでしょうか、慌てるとコケルのです。石や草に引っかかりつまずいて、気まずそうに周りをキョロキョロ見渡します。人間なら「何でこんなところに石があるんだよっ!」なんて、舌打ちをするのでしょうが、彼らは「テヘ!やっちゃった!」みたいな感じで照れているように見えますよ~!そんな、お茶目なところもありますが、結構やんちゃな面もあるんですよ!特に、同種同士の縄張り争いは壮絶?です。ほかの種類にはやさしいのですがね・・・。
そんな、のどかで厳しい?一日の勤務が終わると、彼らは一目散に都市部の橋桁やビル・街路樹のねぐらに帰ります。てことは、駐車場で一日の勤務をしているハクセキレイは、通勤時間が短いので行き返りが楽なのでしょうか?通勤時間3分!ん~通勤ラッシュを避けているみたいですね!
次回河川敷に行かれたら、のどかな一日の彼らを見てやってください。僕も、年のせいなのか(いや、違う!)時たま歩いていて、けつまずくことがあるのですが、舌打ちしないで、照れてみようかな~~。不気味に見えるでしょうか・・・?
こける数秒前!ではないです。こけずに走り去りました。