いつまでも子どもに人気No.1!~ダンゴムシ~ 荒川いきもの図鑑

いつまでも子どもに人気No.1!~ダンゴムシ~ 

皆さんも、かなり彼らのお世話になって遊んだと思います。落ち葉の下や石の下にうごめく彼らに・・・。触ると丸まり団子みたいになる、そうです、「ダンゴムシ」です。
正式には、オカダンゴムシという名がある彼らのことを、ほとんどの人は知っていると思います。だから思ってもいないでしょうが、彼らは外来種です。明治時代にヨーロッパから、輸入品にくっついて日本に来たといわれています。びっくりでしょう~?

ある時期、僕は学童保育の手伝いをしていました。学校から学童に来る道すがら寄り道してるのか、なかなか子ども達がやって来ません。やっと来たかと思うと、子ども達は(特に女の子)大事そうに何かを握り締めています。「飴玉でも持っているの?」と聞くと、「形は同じだけど違うよ」と、手の中を見せてくれました。ダンゴムシが大量に窒息するかのごとくギュウギュウ詰めになっていました・・・。毎日ダンゴムシを捕ってきては、ホールの中で歩く姿を見て楽しんでいるのです。認知度、人気度はNo.1ですな!僕も学童では人気No.1!だったかな・・・?

「ムシ」と名についていますが、彼らはカニ・エビに近い仲間です。一番近い生き物は、ワラジムシやフナムシです。子ども達に次の質問をします。昆虫の足は何本でしたっけ? すると、えっ?7本? 生き物に奇数の本数はないよ~。いるとしたら、唐傘お化けだけかもよ!なんて会話になります。では、オカダンゴムシの足の数は?奇数じゃないですよ!そうです。14本が正解!
ならば、オスとメスの違いは? メスには黄色(白い個体もいる)の斑点が背中についています。そこが、オスメスを見分けるポイントになります。

同じ仲間といっても、ワラジムシは丸まりません! 力ずくで丸めようとすると、プチっと音がして、体が真っ二つになっちゃいますから気をつけてくださいね!

ダンゴムシ
なんか哀愁が漂っていませんか?