荒川の河口から下流域での代表的なサカナは、たくさんいます。たくさんいたら、代表的じゃないでしょ~。といわれますけど、しょうがないのです。どの種類も僕は好きなので、1種類に絞れないのです・・・。個人的な意見ですいません。でも、やっぱり彼らかな?銀色に輝く体。勇猛果敢な顔つき。う~ん、カッコいいですね!スズキは!
スズキは、荒川の代表的なサカナには留まらず、なんと、魚類の代表でもあるのです!生物を分類するとき、界、類、目(もく)科、属、種のグループに分かれます。細かく言うと亜目とかがあります。日本産魚類構成で、目は37目あり、目それぞれ、いくつかの科に分かれます。37目が315科に分かれます。スズキ目はなんと、317科のうち、114科も属しています。スズキ目には、日本で一番?有名な、鯛や鯵、サンゴ礁でよく見られる、チョウチョウウオ、キンチャクダイ達。亜目になると、これまた、荒川の代表的な、ボラ、ハゼ。塩焼きや味噌煮もいけるサバ。などなどです。恐るべしスズキ派。あっ!人間界も、スズキさんが多いですよね!なんか、関係があるのでしょうかね?多分、無いと思いますが・・・。
勢いよくスイスイ泳ぐので「進き」という説。こじつけっぽい・・。「スス」は小さいという意味。口の割には尾びれが小さいので、ススキが転じてスズキという説。じゃぁ、「キ」は何?スズキの名前の由来は、諸説あり断定するのが難しい生き物の代表でもあるのです。しかも、出世魚の代表でもあります。フッコ・セイゴ・スズキと名前が変わります。やっぱり、恐るべし・・・。
彼らは、水産の中でも重要種に位置します。食べてもおいしい魚の代表でもあります!荒川で獲れる彼らも、美味しく食せます。素揚げ・天ぷら・ムニエル。でも、少し油のにおいがします。荒川の干満に乗じて、海と行き来をしますが、たまに、帰るのが面倒くさいのか、餌になる小魚が豊富なのか、彼らの気持ちはわかりませんが、居ついてしまうモノがいます。それらは荒川の匂いが染み付いて油くさくなるのです。というか、どんな川の下流付近でも同じ匂いですが・・・。だから、外洋のスズキは最高です。僕の中では、食べて美味しい魚リストのベスト10に入っています。
投網でよくかかりますが、「スズキだ!やった!食べるぞ!」と、慌てて素手で掴まえないでください。彼らの鰓蓋は、よく切れるナイフのようですぞっ!切れ味も代表的です。今回の生き物生活日記の切れ味はいかがでしたか?
(参考資料:東海大学出版会 日本産魚類大図鑑)
ネッ!代表の代表ってオーラが出ているフォルムでしょ!?