こんにちは、荒川クリーンエイド・フォーラムさんでのインターンに参加している
明治大学農学部食料環境政策学科二年の西岡千尋です!
学科の長い名前にもあるように、普段は農業や環境についての勉強をしています。
プログラムの一環として体験説明会に参加させていただきましたので、今回の記事は私が担当します^^
荒川クリーンエイドでは、これからの季節に行われる数々のクリーンエイドに先立ち、
体験会とクリーンエイドの実施方法の説明会を開催しました。
実施場所は、足立区生涯学習センター付近の荒川河川敷です。
橋の下のあたりに集合だったのですが、駅から来られる方など
もしかしたら見つけづらかったでしょうか?
しかし、企業団体さんだけでなく、高校生や小さなお子さんも参加してくれました!
長靴も履いていて、やる気満々の人もいました!
☆午前☆ 荒川クリーンエイド体験会
荒川クリーンエイドを実際に体験するにあたって、
ゴミ拾いをどう行うのか、注意点は何か、だけでなく
この荒川クリーンエイドの大きな特徴である「調べるゴミ拾い」についても
最初に説明がありました。
まずは体験の説明です。
草むらなど、植物で切ってしまったり動物がいたり、
加えて水辺なので、危険もたくさん潜んでいます。
軽装であったり動きづらい靴で来ると、案外危なかったり……。
運営側に携わり、皆さんに安全にゴミ拾いをしてもらうには
どうすることが必要なのかと、説明を聞きながら考えました。
当日はどんよりした天候だったので、突然の雨にも注意しなくてはいけませんでした。
それでは軍手もしっかりして、いざゴミ拾いへ!
ゴミの種類と数をしっかり記録しながら、どんどん拾います。
お菓子の包みや空き缶、ずたずたになったビニールがたくさんありました。
少し土や枯葉を避けると、その下にもたくさん……。
中にはスーパーの買い物かごなど、なんでこんなものがといったものもありました。
ふりかえりとして、拾ってみてわかったことや感じたことをみんなで共有しました!
今はきれいになったけど、この状態を保つためにはどうすればいいのだろうか?
拾うことは一時的な対処法にすぎません。拾っても拾っても、またゴミは流れてきます。
流れてくるゴミが減るように、正しく分別をしたり、再利用することが
豊かな河川に繋がればいいなと、集めたゴミの量を見て思いました。
そして、たくさんの人に、汚れてしまっているこの状況を知ってもらえるように
自分でも気をつけたり、発信をすることがまず一歩になるのではと感じました。
自然を楽しもう!ということで、
綺麗になった河川敷でヨシ笛を吹いたり、ベンケイガニを見つけました!
カニは大きな石の裏などに隠れていますが、
胴が手のひらサイズの大きなものもいて、とても驚きました!
そして、ヨシ笛は難しい……全く音が出ませんでした(汗)
環境が改善され、もっとたくさんの生物が棲むようになれば、
近くに住む人々も魚や動物と触れ合うことができるのでしょうか。
☆午後☆ 荒川クリーンエイド説明会
午前に体験した荒川クリーンエイドは、それぞれの団体がどのようにして実施・運営をしていくのか?
荒川クリーンエイド・フォーラムの活動を紹介しながら、解説が行われました。
そして放っておけないのが安全管理。
午前中の開催でも説明をしっかりしていたように、危険がたくさんあります。
それは動物や植物によるものだけではなく、先端の鋭いものを拾ったり、
参加者の体調にも気をつけなくてはなりません。
何にも代えられず、怠ることができないのでじっくりと解説をしてもらいました。
最後に活動した後のフィードバックについての説明です。
ただ拾うだけではなく、この先のことを、
たくさんの人々に考えてもらうきっかけが必要です。
そのためにも、ふりかえりのプロセスを踏むことが求められているのだと思いました。
☆おわりに☆
ゴミは身近なところで、いくらでも出てきます。
しかし、身近にあるからこそ、できることがあるのだと思います。
ゴミを拾うことで、自分の捨てた物ももしかしたら流れてきているかもしれない、
魚が苦しむ原因になるのかもしれない、と気にして、
たくさんの人が、ゴミ拾いから環境に配慮するようになればいいなと思います。
大学での講義で、環境汚染の話題やゴミ処理の問題については取り上げられます。
しかし実際に河川の状況を見ることで、自分が想像しているよりもひどく
衝撃を受け、ゴミの問題は急を要するのではないかと感じました。
しかし一度にすべてのゴミを取り除いたとしても、
ゴミは生活と強く結びついているがゆえに、すぐに解決するものではないと思います。
だからこそ、このような活動を通して、一人ひとりの環境に対する意識付けをしていき、
長期的な目で皆が取り組んでいくことが必要なのではと考えました。
これからの時期は涼しくなっていくので過ごしやすくなります。
周囲の人を誘って、ゴミ拾いで心も気持ち良くなるのはどうでしょうか?
(明治大学 二年 西岡)