2月13日(金)北とぴあ(北区)にて、 荒川クリーンエイド・フォーラム2014-2015報告・連絡会を開催しました。 実施団体、関係者約50人の皆さまがご参加くださり、 荒川クリーンエイド2014の成果の報告と今後に向けた意見交換を行いました。
【荒川クリーンエイド2014報告会】
■荒川クリーンエイド2014実施報告
荒川の上流から河口まで140もの会場で実施された荒川クリーンエイド2014の
参加者数やゴミ調査結果をはじめ、啓発活動、自然を楽しむ活動等々
流域各地の皆さまと取り組んだ様々な成果をご報告しました。
(クリックすると大きなグラフをご覧いただけます)
■会場からの報告
そして、140の会場のなかから、2つの団体キャプテンに
それぞれ特色ある取り組みについてご報告いただきました。
●北区水辺の会 太田桐 正吾氏
2007年に「水辺の楽校」に登録された「北区・子どもの水辺」は、
地元住民と国土交通省、北区が協働で維持管理している荒川の自然地。
独自開催、他団体のサポートを含め、24回のクリーンエイドを実施され、
地域、学校、企業など969人もの皆さんが参加されました。
●リコージャパン株式会社 鳴島 里美氏
環境社会貢献(生物多様性の保全)の一環として、
社員とそのご家族だけでなく、地域の皆さんやお客様とともに
2回のクリーンエイドに取り組まれました。
クリーンエイドと併せて自然環境教室も開催し、大人から子どもまで
楽しみながら、生物多様性の大切さを学ぶ機会とされました。
■荒川クリーンエイド2014功労者賞 贈呈
続いては、荒川クリーンエイド2014に貢献された団体の皆さまの表彰を行いました。
功労者賞 贈呈の様子は、こちらから
【荒川クリーンエイド・フォーラム2015連絡会】
■話題提供 「野生生物を脅かす海洋ゴミ」
~北西ハワイ諸島ミッドウェー環礁からの報告~
NPO法人OWS 代表理事 横山 耕作氏
?荒川をはじめとする川のゴミは海へと流出し、世界の海や島に多大な環境被害を与えています。
川ゴミが行き着く先はどのようになっているのか、
3年に亘る太平洋の北西ハワイ諸島ミッドウェー環礁でのゴミの調査について
ご報告いただきました。
(講義内容の一部抜粋)
・美しい自然環境の中に20トンのゴミがあると推定されている。
・魚網などに生き物がからまる被害(ゴーストフィッシング)が多数報告されている。
・親鳥が、プラスチックゴミを餌と間違えて雛に与えてしまう。
・ミッドウェーでは、ゴミの7割以上を硬質プラスチックの破片が占めている。
■ディスカッション
魚網のからまり被害、ゴミが捨てられる状況について等、活発に質疑応答、意見が交わされました。
「ゴミを捨てるとどうななってしまうのかを知ることで、意識が変わっていくだろう」との意見が出され、
荒川クリーンエイドの活動の中でも、川のゴミが生態系に与えている影響について
もっと知らせていこう、と皆で共有しました。
OWSさんでは、屋外でも活用できる写真パネルの貸出をされており、そのご紹介もいただきました。
※(NPO)OWSの写真パネル貸出情報はこちらから