【助成事業報告】トビハゼの生息/繁殖場を守れ!ごみで埋まる泥干潟 救出大作戦活動レポート

【助成事業報告】トビハゼの生息/繁殖場を守れ!ごみで埋まる泥干潟 救出大作戦

助成期間
前期:2021年4月-2021年12月

目的
荒川河口は東京湾エリアの中でも3番目にトビハゼが多数確認されている*エリアである。同種に焦点を当て、泥干潟の環境を守ることで、チゴガニやヤマトオサガニ、カワザンショウガイ類など多様な生き物が生息する泥干潟の価値が認識され、保全活動の大切さも理解されることを目指す。

*東京湾のトビハゼのいま(東京動物園協会)


トビハゼの成魚

目指す成果
・参加者が河川/海洋ごみによって、生物の生育/生息場に影響があることを理解する。
・一定量の泥干潟が保全される。

活動内容
・組織内スタッフによる湿地保全活動
・参加者公募の湿地保全活動
・トビハゼおよび巣穴数のモニタリング

結果
約400㎡の干潟で保全活動を実施した。
2021年5月-11月に4回のモニタリングを実施し、成魚および稚魚の個体数を記録した。
→例年確認されている個体数と比較すると著しく少ない結果であった。
→レジームシフトなども考えられることから今後も継続したモニタリングが必要

付属資料
あらかわ湿地生き物ブック(PDF)

今後の展開
今後は以下の活動を展開する予定である
・4月および11月に2回の参加者公募活動
・6-8月モニタリング調査(成魚)
・8-11月モニタリング調査(稚魚)
・年間:スタッフによる定期的な保全活動
・干潟生き物ブックの作成

助成
本事業はキヤノンマーケティングジャパン(株)「未来につなぐふるさとプロジェクト」の支援を受けて実施しました。