【実施報告:ACF報告・連絡会】2/17(金)国際ゴミ問題とローカルNPOの役割を考える(前編)投稿

【実施報告:ACF報告・連絡会】2/17(金)国際ゴミ問題とローカルNPOの役割を考える(前編)

荒川クリーンエイド・フォーラムの2011年の活動を振り返り、2012年の活動を飛躍的にすべく荒川クリーンエイドの実施団体をはじめとした関係者を集め、荒川クリーンエイド・フォーラム2011 報告・連絡会を開催しました。

プログラム
【第一部】2011年活動報告
1.荒川クリーンエイドの運営・ゴミ調査結果
2.会場からの報告
3.2011年の広報情報発信の成果など
~2011年の活動表彰~

~休憩・交流~

【第二部】2012年活動連絡会
1.講話 一般社団法人 JEAN事務局長 小島あずさ 様
2.ディスカッション
3.次年度活動スケジュールについて
閉会

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【第一部】2011年活動報告
1.荒川クリーンエイドの運営・ゴミ調査結果
報告者:伊藤浩子(ACF理事・事務局次長)
【発表用資料ACA2011報告.pdf

(1)2011年の概況・特徴
・台風の影響により、例年以上に多くのゴミが水際に漂着。
・荒川クリーンエイド2011は、109会場、11,223人が参加して実施(実施予定127会場、うち18会場は雨天中止。他 5会場震災影響とりやめ)。
・団体タイプ別会場数と参加者数の推移においては、今年も企業の伸びが拠点で40会場を超えた。

(2)回収したゴミ
・参加人数の増加に伴い、回収ゴミ袋数も増加!
・近年は、ゴミが溜まっている場所を積極的に回収するために増加。
・散乱ゴミの約8割は容器包装類。容器包装類の半分以上が飲料関係。回収数は、トップがペットボトル、2位が飲料ビン、3位が飲料缶
・粗大ゴミについては、プラスチックケースは年々増加。ブラウン管テレビは急増。

(3)ペットボトルゴミの抑制策
・2011年も、ペットボトルゴミの①容積調査(ペットボトルのみを別の袋で回収してその袋数で調査)、②種類別調査(回収したペットボトルを種類別にその数をカウントして調査)
・荒川で回収したボトルの種類は、 全国の清涼飲料PETボトル生産量とほぼ一致。荒川のゴミは社会のゴミの縮図であることがいえる。
・マイボトルの持参キャンペーン(マイボトルdeゴミ拾い)を、参加者に日常的に環境に配慮していただくことを目的に実施。

2.会場からの報告
報告者:亀山久雄 様(ふるさと清掃運動会実行委員会 事務局長)
【発表用資料 ふるさと清掃運動会 in 荒川.pdf

・2011年10月30日(日)実施に小松川橋で実施。
・実行委員長の王貞治氏が来たこともあり、800名以上の参加者が集まった。
・今後、日本をもっと元気にするために、ゴミ拾いという社会貢献活動を活性化させていきたい。
・山、川、海のゴミ拾いのネットワークがあるべきではないか。
・荒川クリーンエイド・フォーラムにおいても、全国的な河川のゴミ拾いネットワークの構築に取り組んでいただきたい。

3.2011年の広報情報発信の成果など
報告者:星野由実(ACF理事・事務局)

【発表用資料 広報情報発信の成果.pdf
(1)広報情報発信の成果
・2011年の広報情報発信は、①視聴者に興味を持ってもらうような楽しい仕掛けを検討【参加者広報】と②説得性のあるプレスリリースを通じて社会の問題提起を行う【社会に対する問題提起や気付きを促すための情報発信】に区分。
・一般の婦人向け雑誌【ミセス】にも荒川の魅力と活動の意義を発信。
・子どもから大人まで親しみを持てるために①エコプロダクツ展では子どもを主対象に模擬クリーンエイドを実施、②スタッフとおそろいのTシャツやバンダナを提供
(2)生物多様性・環境教育
・里川創造プロジェクトとして、小松川自然地での活動が東京都新しい公共支援事業に採択
・絶滅危惧種(ヒヌマイトトンボ)の復活を本格始動。複数年の後、同種の生息地を拡大しかつての自然豊かな荒川を沿川市区へ発信したい。
・子どもたちへの環境教育としては、JTからの助成金を得て、「荒川キッズ育成事業 ~生物多様性プロジェクト~」を実施。
(3)全国・世界とつながるために
・荒川クリーンエイドが荒川で終わらないための工夫として、JEAN、The Ocean Conservancyが手掛けるInternational Coastal Cleanup (ICC)との連携。素材別から用途別(人の行為)へゴミ調査カードを改定。

~2011年の活動表彰~
初めての試みとして、昨年の荒川クリーンエイド2011で特に大きく貢献いただいた団体・企業に対して感謝の意を込めて功労者賞を授与しました。
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