皆さんこんにちは。
むーいまです。
■登場人物—–
むーいま
ストレスで14kg痩せた
——プロフィール■
さて、最近ではサーキュラー・エコノミーやアップサイクルという言葉を目にすることが
増えました。
それぞれの意味は(日本国内では)以下のように捉えられているようです。
サーキュラー・エコノミー(循環経済)(環境省の資料より引用)
循環経済とは、従来の「大量生産・大量消費・大量廃棄」のリニアな経済(線形経済)に代わる、
製品と資源の価値を可能な限り長く保全・維持し、廃棄物の発生を最小化した経済を指す。
これは、循環型社会に向けて我が国が推進してきた従来の3Rを、シェアリングやサブスクリプション
といった循環性と収益性を両立する新しいビジネスモデルの広がりも踏まえ、持続可能な経済活動
として捉え直したもの。
アップサイクル(UPCYCLE JAPAN Websiteより引用)
アップサイクルとは、サスティナブル(持続可能)なモノづくりの新たな方法論のひとつ。
古くなったモノや捨てられるモノに、その道のプロが新たな価値を与えて息吹を吹き込む。
大量生産を軸にした20世紀型のモノづくりから、地球の笑顔を想像する新たなモノづくりへ
サーキュラーエコノミー(循環型経済)の礎に。
アップサイクルとリサイクルの違いは?
3R*の最終手段であるリサイクル。
リサイクルだけでも1つ記事が書けちゃいますので極簡単に説明すると、
*3R Reduce(減らす)、Reuse(再利用)、Recycle(再生利用)
環境負荷 低—————————————————高
リサイクルには
ケミカルリサイクル:化学反応を経て、ガス化や油化するなど原料まで戻すもの
マテリアルリサイクル:フレークやペレットにした後、溶かして再び成形し、材料として再利用するもの
があります。
(サーマルリサイクル(和製英語)は単純な熱回収(Energy Recorvery)なので今回はリサイクルに含めません。)
アップサイクルの場合は、「原料」や「材料」に戻すのではなく、
素材そのものを活かすので「原料」や「材料」にまで戻す分のEnergyの節約になるという考え方です。
うまく寿命を伸ばしてあげようという感じです。アップサイクルの定義からいって環境負荷が低いかどうかは別の話です。
例:古タイヤを使ったサンダル*
*歩くたびに大量にマイクロプラが発生してしまうので悩ましい、、、
なお、ダウンサイクルといって、いずれはごみになり、元の価値より低くなっても、
新たな使用価値を与えて、長く使おうと言うも考え方もあります。
従来のリユースに近いイメージです。
例:(化学繊維以外の*)ボロ布を雑巾にする。
*化学繊維のものを使い続けることでマイクロプラが出てしまう
企業もアップサイクルの「質」を考える時代に
日本、何でもかんでもサーキュラー・エコノミーだ~アップサイクルだ~となりがち。
総合的な環境の負荷(CO2だけでなく、洗浄で使う水などトレードオフになっていない?)を考えないと、、、
環境活動もそうですが、善意の虐待みたいなこと(良かれと思って逆効果、もしくは確信犯?)が起きやすいのも事実。
荒川に漂着したマイクロプラを素材として、そのまま使うと言った意味では、
アップサイクルのように感じるaid to 。
でも、現在は紫外線硬化樹脂を使ってプラスチック オン プラスチック。
「減プラ(発生抑制)が重要なのに、これって結局プラスチック増やしているじゃん」
というツッコミはおっしゃるとおりです。全面降伏。
(本当に環境に良い、アップサイクルのaid toってどんなんだろう、、、)
収益(まったく出ていませんが(汗))が河川/海洋ごみ問題の解決に向けた啓発と実践に全額活用される
というだけでなく、
アップサイクルというくらいなのだから、使えば使ってもらえるほど環境にいいものであってほしい、、、
そう考えると、
あくまで河川/海洋ごみ問題について知ってもらうための”ツール”であることをご理解ください。
荒クリFの活動は27年目。
ここ最近、世の中の環境意識の高まりを感じつつあります。
ただ、現場での清掃活動を呼びかけるといつも同じ顔ぶれの参加がほとんど。
より広く河川/海洋ごみ問題を知ってもらうために、新たなターゲットに向けての発信が
aid toという取組です。
シングルユース(使い捨て)プラを減らしていこうだとか、その先を考えるためのきっかけツールです。
そして使い終わった(?)aid to 最後はちゃんと燃やすごみで処分して下さいってことになりますが
言っていて悲しい、、、