皆さんこんにちは、いまむらさんです。
荒ブラ団が今年も東京都環境局/東京都環境公社さんにお声がけいただき、
エコプロダクツ展のステージに出演させていただきました。
今回の案内人
いまむら – コードネーム【いまむらさん】
プロフィール
- 日本で今のところ唯一建設工学系で砂浜の自然環境をアカウミガメ目線で分析して博士号を持っている。が、生活の役にはたたない。
- それっぽいお仕事
- 環境省ローカル・ブルー・オーシャン・ビジョン検討委員
- 立教大学RSL兼任講師
- 環境カウンセラー(市民部門)
- 上場企業を中心に年間50-80社程度の企業さんと一緒に環境講話や実践活動を展開している
12月の東京ビッグサイト。
「エコプロ2025」は、環境配慮型製品やサービス、自治体や企業の環境への取組がずらりと並ぶ、日本最大級の環境展示会です。
まさに“エコの見本市”といった雰囲気でした。
会場全体のテーマは、環境問題や食料問題、地域活性化などの社会課題を「ビジネス」と「次世代育成」の両面から解決していこうというもの。
ブースを歩いていると、ビジネスパーソンと修学旅行のような学生たちが同じ展示をのぞき込み、同じ話に耳を傾けているのが印象的でした。
そんな中、東京都環境局/東京都環境公社の「TOKYO海ごみゼロアクション」のコーナーに「荒川ブラックスーツ団」が出演しました。
「TOKYO海ごみゼロアクション」
東京都環境局/東京都環境公社のブースは、海洋ごみ問題と都の取組を、タッチパネルや映像、大型のLEDビジョンなどを使って、子どもでも直感的に理解できるような展示になっていました。
-タッチパネルで学ぶ海ごみの現状:
川から海へ流れ出るごみのルートや、世界で問題になっている海洋プラスチックの状況が、アニメーションや図解でわかりやすく紹介されています。
「海のごみの約8割は陸から来る」といわれる理由も、流域の地図と一緒に見ると腹落ちします。
-小笠原の美しい海岸映像:
大型LEDビジョンには、小笠原諸島の透き通った海と白い砂浜が映し出されていました。
一見「楽園」にしか見えない風景ですが、その裏にある“目に見えにくいごみ問題”も、後の説明でつながってきます。
-パネル展示で辿る「陸から海へ」のストーリー:
別会場のパネル展示では、海ごみ問題の現状から対策までが、ストーリー仕立てで紹介されていました。
「ただのごみ問題」ではなく、「暮らし方そのものの問題」として捉え直させる構成が印象的です。
前提知識をインプットしてから話を聞くと、刺さり方がまるで違います。
荒川ブラックスーツ団のステージでは「川ごみは海ごみになる」という現実をお伝えしました。
タイトルは、
川ごみは海ごみになり地球を巡る ― 川ごみゼロで、海と地球を守る未来へ
ステージでお伝えした主なポイント
-「ごみ問題は“そこで終わり”じゃない」
道端のポイ捨てや、河川敷に放置されたごみ。風や雨で流され、やがて川へ、そして海へ辿り着きます。
実際の荒川での清掃活動で拾われたごみの写真を紹介しました、「これはどこから来たと思う?」と問いかけました。
-荒川は東京の「巨大なベルトコンベア」
荒川流域で捨てられたごみは、川を下って東京湾へ。そこからさらに海流に乗って、太平洋を巡り、世界のどこかの海岸にたどり着くこともある。
そんな“ごみの旅”を、紹介しました。
-「ゼロにする」のは無理でも「減らす」ことはできる
繰り返し強調したのは、「完璧を目指すより、自分が減らせる分をちゃんと減らす」という姿勢。
小笠原諸島の「楽園」と「海ごみ」をつなげて考える
東京都環境局の海ごみ対策の話を語るうえで、欠かせないのが小笠原諸島です。
小笠原が直面している現実
-世界遺産の海に漂着するごみ
小笠原は世界自然遺産にも登録された、希少な生態系を持つ島々です。しかし、その海岸には、地元発生とは限らない大量の漂着ごみが流れ着きます。海流に乗ったプラスチックごみや漁具が、砂浜や岩場に引っかかり、景観だけでなく生態系にも影響を与えています。
-「どこかの誰か」のごみが、島の負担になる
都市部の暮らしや、遠く離れた国の行動が、時間と距離を超えて小笠原の負担となっているのです。
「川ごみを減らす」という、東京に住む私たちの最前線
-東京は“川の街”でもある
荒川、多摩川、隅田川、江戸川…。東京都は、実は多くの河川によって形づくられた街です。
人工系ごみの持ち帰りやその取り扱い――そうした日常のひとコマが、そのまま海ごみの増減につながっていきます。
-「TOKYO海ごみゼロアクション」が目指していること
東京都環境局/東京都環境公社では「TOKYO海ごみゼロアクション」と銘打って、河川/海洋ごみの減量に向けた普及啓発やイベント、企業・市民との連携プロジェクトを展開しています。
エコプロ2025への出展も、その一環として、子どもから大人まで幅広い世代に「川ごみは海ごみになる」という視点を届ける場になっていました。
-「自分ごと」に変えるきっかけとしての展示会
正直なところ、展示だけで人の行動が劇的に変わるわけではないと思います。
買い物でPETボトルを手にとった瞬間かもしれないし、河川敷を歩いているときかもしれません。
「心の引っかかり」をたくさんつくることこそ、エコプロのような場の価値なのだと感じました。
おわりに ― 東京から海へ、そして世界へ
「東京に住む/働く」ということの意味、
-私たちが出すごみは、川を通じて海へとつながっている。
-東京湾の先には、小笠原諸島の海があり、その先には世界の海が広がっている。
-そして、その海からまた、別のどこかの海岸へ、ごみとその影響が巡っていく。
日々の暮らしの中でできることは、派手なアクションではないかもしれません。でも、
・ポイ捨てをしない
・使い捨てを減らす
・河川や海辺の清掃イベントに一度参加してみる
その1つひとつが、荒川から、東京湾から、小笠原の海、そして地球全体へとつながっていく。
次の12月、またエコプロの会場で、“自然界に逸出したごみが少なくなった”未来の話ができるように。
そんなことを思いながら、荒ブラ団はビッグサイトを後にしました。
おまけ
*会場内にいた謎の不動産投資の業者さんに個人情報を渡してしまいました、、、
皆さんもお気をつけて(^_^;)
東京都環境公社のWebサイトにも紹介されています。