SAVE JAPANプロジェクト」は、47都道府県のNPOと地域の皆さま、
損保ジャパン日本興亜が一緒になって、全国の「いきものが住みやすい環境づくり」
を行うプロジェクトです。
その一環として、東京都では、葛飾区内の荒川河川敷で、荒川の自然に触れ合いながら
環境保全活動を実施し、77人の皆さんがご参加くださいました!
水際に堆積した漂着ゴミや投棄ゴミを調査しながら拾う荒川クリーンエイド、
ゴミ拾い後のふりかえりでは、ゴミが生き物に与える影響などについて皆で考えました。
そして、セイタカアワダチソウやオオブタクサなど外来植物の害や見分け方について
説明を受けた後、皆で抜き取り作業に取り組みました。
外来植物を除草することで、荒川本来の生態系を取り戻すことにつながります。
今回は、ボランティアスタッフとして、㈱富士通エフサスさんから3人の皆さんがご参加くださいました。
そのお一人、加藤康夫さんより活動の様子を報告いただきましたので、ご紹介します。
(ほしの)
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「みんなで荒川の生態系を守ろう」 ボランティア体験記
12月の晴れ渡った青空のもと、社会貢献活動として荒川クリーンエイドに
初めてボランティア参加させて頂きました。
■すがすがしい朝の空気の中でスタート!
まずは、参加者の誘導、受付等の活動前準備からお手伝いさせて頂きましたが、
当日は一般参加者、損保ジャパン日本興亜様をはじめとした企業からも参加があり、
100名近い大人数での活動となりました。
そして、本当に天気が良く、すがすがしい朝の空気を吸って、気持ちの良いスタートとなりました。
■子どもも学んで、楽しんで拾うのが「いいね!」
活動内容は、荒川の生態系を守るために「調べるゴミ拾い」と「外来植物の除草」でした。
「調べるゴミ拾い」は5名程度のチームを組んで、
燃えるゴミ、燃えないゴミ、ペットボトルの分別回収と、
回収したゴミの種類と数量を記録する役割分担で実施します。
ただ拾うだけではないのです。
どんなゴミが多いのか、キチンと認識する、学ぶゴミ拾いなんですね。
私たちは一般参加者のご家族(子供2名含む)とチームを組んで、いざ川辺へ。
ゴミの量にビックリしました。
上流から流れ着く、ゴミの山。
ペットボトルをはじめ、衣類や自転車、ラジカセ等の粗大ゴミまでたくさんあり、
想像以上のゴミの多さに驚きました。
その中で、一緒にチームを組んだ男の子兄弟の2人がたくましく、
勢力的に拾ってくれて助かりました。
子どもは学んで、楽しんでゴミを拾う。教育にもなって「いいね」と感じました。
30分ほどの短い時間でしたが、こんなにもゴミが集まりました。
やはりペットボトルが多かったです。
また、荒川河川敷には野球グランドが多いことから、ボールの多さにもビックリしました。
■ゴミを無くすためには「ゴミを出さないこと」!
このようなゴミを無くすためには、極力「ゴミを出さないこと」。
出す場合にもキチンと分別して出すよう、強く思いました。
特にペットボトル。
■外来植物セイタカアワダチソウを除草
休憩をはさんで、セイタカアワダチソウを中心とした外来種の除草を行いました。
正直これが外来種?と思えるくらい普通に視界いっぱいに生えていました。
「セイタカアワダチソウ」は名前の通り背が高く根も張っており、
抜き取るには結構体力を使いました。
外来種ということで悪いイメージがありますが、
「セイタカアワダチソウ」はネットで調べるとデトックス効果があり、
入浴剤として加工するとアトピーに効くというような情報もありました。
除草するだけでなく、良い活用の方法があれば良いですね。
■たくさんの人に知ってもらいたい!
今回半日という短い時間でしたが、実際現場を見ることで
予想以上にゴミが川を汚していることを認識出来ました。
参加した多くの子供達も何かを感じてくれたのではないかと思います。
私も大人になって気づくのは遅かったかもしれませんが、
このような思いを広めていくことが大切だと感じました。
荒川クリーンエイド・フォーラムのスタッフの方々も
地道に荒川の保全活動を続けておられることに、感謝致します。
勉強も出来るボランティア活動。
気づきも多く、たくさんの人に知って貰いたいと思います。