荒川クリーンエイド2020説明/体験会レポート活動レポート

荒川クリーンエイド2020説明/体験会レポート

荒クリ・Fにてインターン中の上坊理紗(上智大学総合グローバル学部2年)です(*^^)v

■登場人物—–—
じょーぼー
(NPO)ドットジェイピーから
うっかり荒クリ・Fに
来てしまった。
———登場人物■

今回の荒川クリーンエイド説明/体験会に受付や写真撮影担当として参加し、実際にごみも拾ってみました^^
真夏かつ、COVID-19禍という状況下にありつつも約35名が参加。

午前中の説明会では主に荒川クリーンエイドの紹介や安全管理、荒川の自然等についてのレクチャーが行われました。
私自身も多くの新しい知識や情報を習得できたと感じています。
実際に生活しているだけでは、見えてこないような環境問題にも興味を持つきっかけになったのではないでしょうか。

[調べるごみ拾いスタート!]
午後からはいよいよ調べるごみ拾い!
6〜7人のグループを作り3密を避けながら、チームごとに分別ルールに則りごみを拾いました。背丈2m以上にも及ぶヨシと言う植物が繁茂しており、
一見遠くから見るとごみが落ちているようには感じません。。。
でも、実際に現場に入ってみると見た目よりも多くのごみが植物の下や間に散乱していましたorz


座学で学ぶよりも、よりリアルでシリアスな環境問題の現状を感じられました。
川は海とつながっており、街の、そして川のごみを減らすことが海への流入を防ぐことを強く感じました。

今回の体験会では、
・燃えるごみ20袋
・燃えないごみ1袋
・PETボトル12袋
・びん2袋
・缶4袋
・粗大ゴミ6個
を回収しました。


ごみ拾い終了後、チームごとにごみの集計等を行い集計から分かったことや今後の課題などを議論しました。
これは振り返り(リフレクション)と言って、各チームでまとめた意見を全体でシェアすることで、関心をより深めることができます。

[自然体験]
午前中の説明会で紹介したクロベンケイガニやベンケイガニに触れる体験やヨシ笛にも挑戦☆。
クリーンエイドだけでなく、自然に触れ合う機会を持つことで環境問題をより“自分ごと化”できると思いました。
暑い中ではありますが普段は味わえない体験を楽しんでいらっしゃいました。


[感想]
説明/体験会への参加を通じ、改めてプラスチックごみが非常に多いということが理解できました。
様々な統計や研究結果によると、日本人1人あたりのプラスチックごみ排出量はなんと世界2位。
日本だけで年間900万トンものプラスチックごみを排出しているそうです。
さらに、世界の海洋プラスチックを重さに換算した場合、ジャンボジェット機5万機分にも及ぶとされています。
どんな重さなのか想像もできません。

説明会で紹介いただいた、
「私たちが1週間にクレジットカード1枚分のプラスチックを体内に取り込んでいること」に非常に驚きました。
だからこそ、今回回収した多くのプラスチックごみを目の当たりにし、問題の深刻さが浮き彫りになったのではないかと思います。
クリーンエイドを通じたごみ拾いももちろん大切な活動だと感じましたが、
我々が普段の生活の中で可能な限りプラスチックごみを発生させない持続可能なライフスタイルを目指すことが
何よりも先決されるべきなのではないでしょうか。

ごみ環境問題の解決には発生源対策と早期回収。
これら双方向のアプローチを行うことで、自然の中で生かされている自分達自身を救うことへと繋がっていくんだろうな、
そんな体験することの大切さを学んだ1日でした。