小松川自然地・里川プロジェクト里川創造プロジェクト

小松川自然地・里川プロジェクト

都市河川・荒川の河口に近い「小松川自然地」で、人々が自然と触れ合い楽しみながら自然環境が守られていく、東京らしい「里川(さとかわ)」の創造を目指し、市民団体、地域住民、企業等が協働して、ゴミ拾い、外来種の除草による日本古来の植生の復活、植生の変遷を見守るモニタリングなど、生物多様性の保全と啓発に取り組んでいます。

これまでの開催情報

小松川自然地・里川プロジェクト2013では、水辺や原っぱの生き物観察から、外来種の除草、生物調査まで「自然に学びながら守る」6つのプログラムを開催中です。皆さんのご参加をお待ちしています。

小松川自然地・里川プロジェクト2013

プログラム名 主な内容 主催団体 募集案内/実施報告
小松川水辺の楽校 水辺の生き物観察 下平井水辺の楽校 報告
原っぱモニタリング 植生・生物調査、草刈り 荒川クリーンエイドフォーラム 案内
報告
バッタとなかよし バッタ捕り、バッタのお話し 荒川クリーンエイドフォーラム 案内
報告
外来種抜き取り大作戦&原っぱの生き物観察 外来種の抜き取り、昆虫など生物観察 荒川クリーンエイドフォーラム 案内
報告
ゴミ拾い大作戦&川の生き物観察&外来種抜き取り ゴミ拾い、投網でとった魚の観察、外来種抜き取り 江戸川・生活者ネットワーク 報告

プロジェクトが目指すもの

都市河川、荒川の河口に近い「小松川自然地」は、都心にありながら、干潟などの豊かな自然環境に恵まれています。一方、漂着ゴミの堆積や、環境省が指定する外来植物の繁茂などの問題を抱えています。

本プロジェクトでは、里山にちなんだ「里川(さとかわ)」と称して、人々が自然に触れ合い楽しみながら自然環境が守られていく、東京らしい「里川」の創造を目指します。

国土交通省による河川敷の管理の現状では、この地の草はらは外来植物に覆われほとんど利用されていませんが、人々が川を利用しながら上手に付き合っていく「里川」の発想で河川敷の自然を守っていく「仕組み」を、市民参加で創って行こうというものです。

主な活動

秋を中心に年間を通して、地域住民、学校、企業の皆さんと共に、次の活動に取り組んでいます。

外来植物の除草:要注意外来植物等の抜き取りなどを行い、日本古来の植生を取り戻します。 冬季のヨシ刈り:枯れたヨシを刈り取り除くことによってヨシが水を浄化する働きを高めます。 自然環境教室:荒川の水辺や草原の動植物と触れ合い生態系やその保全への理解を深めます。 モニタリング:子ども達にも参加できる生物調査で市民参加で自然の変化を見守っています。

運営体制

このプロジェクトは、NPO法人 荒川クリーンエイド・フォーラム江戸川・生活者ネットワーク下平井水辺の楽校中土手に自然を戻す市民の会、により構成される「里川小松川自然地協議会」が、国土交通省、江戸川区と連携しながら運営しています。中土手に自然を戻す市民の会

※国土交通省荒川下流河川事務所とアダプト契約を結んで実施しています。
荒川下流自然地管理アダプト制度「荒川水辺サポーター」についてはこちら

これまでの歩み

小松川自然地・里川プロジェクトは、2010年、荒川クリーンエイド・フォームの「里川創造プロジェクト」としてスタートしました。

2012年1月、東京都新しい公共支援事業に採択されたことに伴い、江戸川区と地域の4市民団体による協議体としての運営体制がスタート、活動は大きく発展しました。

2013年春には、国土交通省とアダプト契約を結び、市民・民間が主体となり、行政と連携して自然地の維持管理を推進する土台が構築されました。(アダプト制度の導入についてはこちらから

これまでの活動成果

※詳しくはこちら(里川創造プロジェクト・これまでの活動成果)から