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「第1回川ごみサミット」を開催(更新しました)

1月23日(金)、24(土)に、「第1回川ごみサミット」を開催しました。
2日間にわたり、川で活動する市民団体、企業、業界団体、行政、大学教授など
多くの方々にご参加いただき活発な意見交換が行われました。
速報となりますが、以下の通りご報告させていただきます。

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1日目
■話題提供
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鹿児島大学水産学部の藤枝 繁教授の話題提供では、
川を通じてごみが海へと流出している現状とともに、
今後は、ごみが溜まる場所を把握し、継続した回収をいかに行っていくかを
地域で考えていく必要があること、
また、1つでなく様々な方策を考えていくべきであることが伝えられました。


 

 
■パネルディスカッション
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「河川・海洋環境保全に取り組む市民団体と産官学ができること」をテーマに、
パネルディスカッションを行いました。

市民、企業、行政の各主体のこれまでの取り組みと、それを阻んでいる課題をご紹介いただいた後、
互いに期待することについて質疑応答、会場も交えた質疑応答を行いました。

各主体が、それぞれ川ごみの問題について広報や啓発に取り組んでいるものの、
未だ多くの人がこの問題を知るに至っていないことや、
どのセクターにおいても、他のセクターの知恵を借りながら効果を上げていきたいと願っていることなども浮かび上がってきました。

○コーディネーター
 一般社団法人JEAN代表理事 金子 博氏

○パネラー 
NPO法人 荒川クリーンエイド・フォーラム 事務局長 伊藤 浩子氏 
   「はじめよう!拾うだけじゃないゴミ拾い!」
NPO法人 新潟水辺の会 事務局次長 加藤 功氏
   「海岸漂着ゴミにさせないための川ゴミ清掃」
日本プラスチック工業連盟 事務局長 岸村 小太郎氏
   「日本プラスチック工業連盟の取組み」
国交省 水管理・国土保全局河川環境課 水環境管理係長 大嶋 恭子氏
   「河川ごみに対する河川管理者の取組み」
環境省 水・大気環境局 水環境課海洋環境室 室長補佐 森田 沙世氏
   「環境省の海洋ごみ対策について」  
国立大学法人鹿児島大学水産学部 教授 藤枝 繁氏


 

 
■グループディスカッション
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 参加者全員がそれぞれ関心のあるテーマに分かれ、短時間でしたが活発に意見交換が行われました。最後に各グループで話された意見を紹介しました。

・第1グループ テーマ:「広げる(ネットワークづくり)」
・第2グループ テーマ:「伝える(川ごみを知ってもらう)」
・第3グル―プ テーマ:「減らす(川ごみ対策に向けて)」

問題を広く知ってもらい解決に向かうためのネットワーク作り、現場で体感することの重要性、
各セクターが互いに理解・感謝し合い一体となって取り組んでいくことが問題解決の道などなど、
多くの意見が交わされましたが、目指すゴールは一致しているように感じられました。

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2日目
■「調べるゴミ拾い」形式でクリーンアップ活動体験
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午前中は、江戸川区内の荒川河川敷に集合し、調査カードを利用した「調べるごみ拾い」を参加者皆で取り組みました。

他の川や海でごみ拾い活動を実践されている参加者の方も多く、
ごみの状態や環境の違いを実感しながら、情報交換しながらの活動となりました。


 

 
■全国の河川環境団体の取り組み発表
最上川、保津川、恩智川で活動されている3名の方々から、
それぞれ特徴ある取り組みをご紹介いただきました。

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美しい山形・最上川フォーラム  会長 柴田 洋雄氏 
   「クリーンアップ活動で「捨てない・すてさせない」ゴミ発生源対策
    そして一歩すすんだその先へ」
NPO法人プロジェクト保津川   理事 早田 和仙氏
   「地域での取り組みと、オンラインごみマップについて」
恩智川クリーンリバープロジェクト いしだ はじめ氏
   「流域住民と自治体協働による恩智川クリーン・リバープロジェクト」

「捨てない、捨てさせない」啓発、他セクター連携の組織作り、
川の恵を楽しむ環境教室、ごみの情報収集と市民への情報提供を目指すごみマップ作り、
地域ごとの住民主体のワークショップでごみ対策を考えるなどなど、
数々の貴重な事例に触れることができました。


 

 
■全体意見交換
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一般社団法人JEAN代表理事 金子博氏の進行のもと、
今後に向け、川ごみサミットを実のあるものとしていくための方向性について、
参加者全員による意見交換を行いました。


 

 
■第1回川ごみサミット宣言
川ごみサミットを通じて目指す方向性を確認するものとして、
「参加者有志」より『第1回川ごみサミット宣言』を発行しました。

川ごみの削減に向け、今後、活動・行動に関わる人々を増やしながら、
5ヵ年程度を目安として、継続的に展開することを宣言するものです。

全文はこちらから⇒ ⇒ 第1回川ごみサミット宣言(PDF)


 

 
■総評 
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荒川下流河川事務所長 里村真吾氏より、各地での様々な取り組みについて称えられました。
加えて今回の第1回の川ごみサミットは大変意義深く、今後の発展を期待するとのお話をいただきました。 


 

 
■閉会挨拶 
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全国水環境交流会 代表理事 山道省三氏より、問題解決に向け、
今後さらに全国や多様なセクターが知恵を出し合うことが必要との力強いご挨拶をいただきました。


 

 
——
2日間を通じて、川や海、湖などで活動する市民団体、企業、業界団体、行政、大学教授など多くの方々にご参加いただきました。

取り組み事例の紹介、課題の共有、今後に向けた様々な意見交換などが行われ、
短い中にも充実したサミットとなりました。

川ごみを拾うだけでなく、川ごみの削減に向けた行動プログラムの策定と実行に向かい、継続的に展開していくことを、参加者で確認し合いました。

ご参加、ご発表いただいた皆様に感謝申し上げます。

※本サミットは、公益財団法人河川財団による河川整備基金の助成を受け開催しました。