荒川クリーンエイド・フォーラムについて

6つの活動

6つの活動

NPO法人荒クリFでは、調べるごみ拾いを中心に、総合的に荒川の環境を考え、市民の意識の向上をはかっています。

1. 荒川クリーンエイド

調べるごみ拾いはごみの種類と数を調査することで、参加者一人ひとりに気づきをもたらします。 調査結果を活かして、ごみの発生をおさえ、ごみのない社会を目指します。

2. 生物多様性の保全

市民が自然を利用し管理しながら様々な生物種を戻していく『里川』の創造を念頭に置き活動しています。また、絶滅危惧種(トビハゼ/ヒヌマイトトンボ)の保全活動も展開。これらを通して、市民が荒川の自然を利用・保全していく仕組みづくりに寄与しています。

3. 環境教育

親子向けイベントの開催などを通じて、子どもたちの水辺の学習を支援。
また、企業の社員を対象とした環境教育支援もしています。自然環境や河川/海洋ごみ問題をテーマとした研修プログラムの企画・運営をしています。

4. 水質調査

6月に全国で実施される「身近な水環境の全国一斉調査」の広報を支援します。

5. 流域・全国との連携

国、自治体、環境保護団体など流域内外のセクターと連携しています。

6. 情報配信

Webサイト、ニュースレター、メールニュース、報告集などを通じて活動の状況や成果を社会に発信しています。

私たちが目指すもの

ビジョン・ミッション

ごみ問題と向き合い、
自然とともに生きる社会

『ごみと向き合い 自然とともに生きる社会』が求められている。

2016年1月、政財界の有力者が集う「世界経済フォーラム(WEF)」年次総会(ダボス会議)にて、各国が相当に積極的なリサイクル政策を導入しない限り、2050年までに海を漂うプラスチックごみの量は魚の量を上回ることが発表されました(当時)。世界のプラスチックの使用量は2030年には2倍、2050年代には4倍になることが予測されています。
*参考:「海洋及び海洋法に関する国連総会非公式協議(ICP)(16.06.13)」(環境省資料)

mission:ごみ問題と向き合い自然とともに生きる社会 vision:荒川での活動をモデル事例とし、世の中全体のごみ問題解決につなげる

海洋ごみ問題解決には河川ごみの除去から

私たち荒クリFは『荒川での活動をモデル事例とし、世の中全体のごみ問題の解決』を目指します。海域に流入するごみの5~8割は陸域由来と言われています。当団体が1994年から培ってきたパートナーシップ構築、河川清掃活動等のknow-howを最大限に活かし、これらの社会問題の解決に向け、まい進していきます。

スタッフが大切にすること「コアバリュー」

  • 泥くさくとも、ひた向きにごみ問題と向き合って多くの人に清掃活動の意義を伝える
  • 参加者に社会の一員としての責任と自覚を再認識してもらえるような、心にも頭にも良い社会貢献の場を提供する
  • 複眼的な視点で物事を捉えられるような機会を提供する
  • ごみ問題を通して大量消費社会から循環型のライフスタイルを提案する
  • 活動の輪を広げるため、変化を恐れず、楽しさとちょっと変なものを創造する
  • マルチセクターパートナーシップを築き、ともに社会課題に取り組む
  • 情熱と強い意志、そして三方*よしの考えをもって、環境保全活動にまい進する
  • *三方:売り手(荒クリF)、買い手(参画者、連携企業)、世間(世の中、社会)

荒クリFの社会的インパクト評価(by パブリックリソース財団)

Panasonicサポートファンドの組織基盤強化を対象とした助成金により、荒クリFの組織や社会に対してどの程度のインパクトがあったのかをパブリックリソース財団評価が評価しています。

結果概要

ディスカウントレートを 5 年物の国債の金利(0.05%)と同じと設定した場合、5年間のソーシャルリターンは、4,670,000円のインプット(投資)に対し67,839,861円となり、SROIのレートは13.44倍となりました。 ただし、荒川の川辺がきれいになることによる生物多様性の保全や、クリーンエイド活動に参加した人が環境に配慮した行動を取るようになったことによる環境負荷の低減については、変化の度合いの計測や貨幣価値換算ができないため、インパクトに含まれていません。 そのため、SROIのレートは実質より低く評価されていると言えます。

団体概要

名称 特定非営利活動法人 荒川クリーンエイド・フォーラム
住所 〒132-0033
東京都江戸川区東小松川3-35-13-204 NICハイム船堀
(小松川市民ファーム内)
営業時間 平日9:30~17:30(土日祝日休み)
TEL 03-3654-7240
FAX 03-3654-7256
役員(2024年度~)
  • 代表理事 赤城 稔 (ACF職員)
  • 副代表理事 林 美恵子 (荒川夢クラブ事務局)
  • 理事 石本 誠 (埼玉県生態系保護協会 戸田・蕨支部長)
  • 理事/事務局長 今村 かずゆき (立教大学RSL兼任講師/博士(工学)/(認NPO)日本NPOセンター評議員)
  • 理事 江川 裕基 ((特非)クリーンオーシャンアンサンブル代表理事)
  • 理事 山地 佳奈 (ACF職員)
  • 監事 菅谷 輝美 (新河岸川水系水環境連絡会)
  • 監事 江原 春美 (江戸川区更生保護司女子会)
定款/規程
事業報告
事業計画
決算
予算

沿革

1994年 荒川クリーンエイド活動開始
1995年 前身である「荒川クリーンエイド事務局」 活動開始
1996年 大滝村(現・秩父市)との交流スタート
世話人会発足
1997年 木根川橋クリーン作戦実施(絶滅危惧種ヒヌマイトトンボを蘇らせることを目指して)
任意団体「荒川クリーンエイド・フォーラム」 結成(1997.5.17)
1999年 NPO法人荒川クリーンエイド・フォーラム発足 (代表理事 野村圭佑:設立認証年月日:1999.12.13)
2003年 ☆年間参加者1万人を超える
10周年記念報告会・パーティ開催
2008年 24間テレビ「荒川クリーンエイドアクション」 実施(2012年までの5年間)
2009年 社員研修プログラムスタート
2010年 「マイボトルdeゴミ拾い。」キャンペーンスタート
「里川創造プロジェクト」スタート
☆年間実施100会場を突破
2011年 日本水大賞「国土交通大臣賞」受賞
2013年 河川ごみをテーマとする全国組織づくり始動
2014年 河川協力団体に指定(国交省関東地方整備局)/活動開始20周年記念会
2015年 全国川ごみサミット開催
2016年 国連環境計画(UNEP)の北西太平洋海行動計画(NOWPAP)にて
今村和志が事例報告(ロシア スラブヤンカ)
2017年 累計参加者数20万人を突破
韓国「川(江)の日」金海大会にて事例報告
2019年 法人設立20周年
2022年 累計参加者数25万人を突破
2024年 法人設立25周年、荒川クリーンエイド30周年

表彰

         
2024年 感謝状:荒川水辺サポーター千住桜木地区10年継続(国交省関東地方整備局荒川下流河川事務所)
2023年 感謝状:荒川水辺サポーター小松川自然地10年継続(国交省関東地方整備局荒川下流河川事務所)
あしたのまち・くらしづくり活動賞 主催者賞受賞
2019年 みどりの愛護功労賞国土交通大臣表彰/海ごみゼロアワード グランプリ
2016年 いい川・いい川づくりワークショップ 準グランプリ
生物多様性アクション大賞 入賞
2015年 環境省グッドライフアワード「環境と地域づくり」特別賞受賞
2014年 国土交通省荒川下流河川事務所 「大感謝状」授与
2014年 もったいない運動えどがわ 区長賞受賞
2011年 日本水大賞 国土交通大臣賞受賞
2004年 さいたま環境賞・県民大賞受賞

スタッフ紹介

あかぎ みのる
クジラくん

代表理事

あかぎ 愛称は「クジラくん」
クジラの人。
学芸員、潜水士(ペーパー)。
海獣への愛に始まり、海洋/河川ごみに関心を示し、ACFに入職
→2024年7月より急に代表理事にされてみた。
目標:野生のジュゴンとマナティー観察
休日は、漂着したクジラの調査に参加したり、フットサルやサッカーで汗を流している。
「休日出勤はしませんからね?」
海獣に関われる転職先を探し続けている。
「誰か仕事紹介してください」



今村かずゆき
いまむら かずゆき

理事/オフィスマネジャー/立教大学RSL兼任講師

博士(工学)。
生態系に関する調査(砂浜・ウミガメ)の他、企業・学校等への環境教育、企業のCSRコンサルティング、東ティモール(Maumeta,Liquica,Timor-Leste)における国際協力、海岸漂着物啓発モデル事業、エコツーリズムなどに尽力。
環境NPOの経済的な自立をテーマに地方で環境NPOの専従スタッフが家族をもって生活する術はないかを日々模索中。
愛知県遠州灘をフィールドにした大学生の環境人財育成にも携わった(2010年~2022年)
研修などを含め、年40回程度の講演活動も。2016年国連環境計画(UNEP)の北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)(於:ロシア スラビヤンカ)に招聘され、事例報告。
(認NPO)日本NPOセンター評議員(2019-2024)
命をつなぐプロジェクト構成員(2012~)
受賞:
土木学会中部支部優秀研究発表賞(2004)、
日本沿岸域学会論文賞(2014)、
日本海洋工学会JAMSTEC中西賞(2014)

論文:
Google Scholar参照
(以下、備忘録を兼ね)
環境カウンセラー(市民部門)(R3~)
国土交通省河川ごみ対策業務検討会メンバー(H31~)
日本NPOセンター中期ビジョン検討メンバー(R2~)
環境省ローカル・ブルー・オーシャン・ビジョン推進事業検討委員(R3~)
東急財団環境助成プログラム選考委員(R3~R6)
ハンズオン東京Youth summit2022 環境分野メンター(R3)
東京ボランティア・市民活動センター運営委員(R5~)


あかぎ こと
ことさん

こと 愛称は「ことさん」
ねずみの国の人。
aid to製作スタッフとして、ACFに入職。
目標:兄の体重管理
休日は、実家のいっぬをトリミング。
「ヤマカナのアレキサンダーやべえ」

あずま さやか
あずまっくす

あずまっくす 愛称は「あずまっくす」
海洋プラアクセサリの制作スタッフとして雇用されたはずが、荒川にカニとか採りに行かされている。
アパレル業界から華麗に転身。
虫はお好きでない。

くりはら たかとし
くりくり

くりくり 愛称は「くりくり」
インターン後、パートタイムスタッフとして舞い戻ってきた。「セミの羽化、マジすごいっすよ?」

五島 ミチル
チルチル

チルチル 愛称は「チルチル」
2002年生まれの21世紀少女だ。 気候危機・アニマルライツについて興味を持ち、危機感を抱きながらACFに参加中。 いろんな事に挑戦したいと思っている。 好きな食べ物・物は、アイスクリーム、チョコレート、高野豆腐の煮物、豆乳チーズ、古着だ。 PS.ACFの生温かい空気に助けられている(かもしれない)。

三枝 くるみ
くるみん

くるみん 愛称は「くるみん」。
aid to制作サポート。ビーズ・刺繍がお得意。生き物が好きでひょんなことから荒クリを発見。学生時代は弓道部。時々洗濯機に翻弄される。

多田 麻里絵
ただ まりえ

まりえ 愛称は「えってぃー」。
2019ミスアースジャパン東京大会グランプリ。ミスアース東京のトレーニング期間に荒クリ・Fの活動を知り荒川の清掃活動に参加をしていて、自然の大切さを感じメンバーに加わる。普段は、芸能活動をしている。荒クリFを通して、たくさんの方に環境問題や清掃活動について知っていただけるように頑張ります。

藤村 凛
ふじむら りん

さき 愛称は「凛さん」。大学では海洋政策を学んでいる。 荒クリFのインターンとして様々なところに出没する(ことがある)(かもしれない)。魚を突く人。

富野 沙希
とみの さき

さき 愛称は「富野さん」。個人的にビーチクリーンを始めてから、環境問題やその他様々な社会課題に取り組むように。 様々な活動をしている人同士を繋いだり、海が好きなことからダイビングライセンスを取得し、藻場再生活動や水中ごみ拾い活動に参加。 なんでも自分の目で見て体験することをモットーにしています☆

野村 莉織
のむら りお

りお 愛称は「りお」。 普段は野生のイルカと泳ぐダイビングインストラクター、海、自然、イルカ大好き。 海に行くことでプラスチック問題を身近に感じている。川から海に流れるごみを減らすことで、地球環境の保全につながると思っています。

橋本 有紀
はしもと ゆき

ゆき 愛称は「はっしー」。地球環境に興味を持ち始めた時にACFを発見し、参加。 フィールドワークのお手伝いをしながら、ごみ問題について勉強中。地球環境に良いことを、できるところから楽しくやっていきます。

山地 佳奈
やまじ かな

かな 愛称は「やまかな」。
荒クリ・Fに無理矢理呼ばれた。愛知県の人。キャリア教育コーディネーター。「ひー」

運営委員

荒川クリーンエイド・フォーラムの運営を支援

石本誠
いしもと まこと

理事。埼玉県生態系保護協会戸田・蕨支部長。戸田・川口市内などを中心に担当。

栗林菊夫
くりばやし きくお

いたばし野鳥クラブ会長。荒川の自然はお任せください。

田上 航
たがみ わたる

無理矢理運営委員にされてしまった。中土手と下平井の恋人

たかやま まこと
たかやま まこと

元代表理事。川の手ふぁんくらぶを運営。

姫野 沙知子
ひめの さちこ

元事務局スタッフとして、イベントや広報企画等をサポート!

林美恵子
はやし みえこ

副代表理事。荒川夢クラブ事務局。主に川口近辺を中心に担当し、埼玉県内で幅広く活動しています。

本田恭助
ほんだ きょうすけ

自然界に出てしまったプラごみをなんとかしたい!誰よりも熱い思いを胸に活動をサポート。

主な講演等実績

河川/海洋ごみに関する講演依頼等承ります。
社員研修やランチタイムを活用したSDGs講話などニーズに応じてカスタムします。
※最近の主な公開可能な実績のみ掲載
※オフィスマネージャの今村はほぼ毎週講演依頼等が入っていることからご依頼日程と合わない場合があります。

社会貢献研修

ランチタイムセッション


2022~2024年(クリックして展開)

デッカーズジャパンAOK@HOKA原宿(担当:今村、竹村)
マネックスグループ環境教室2024(担当:今村)
Bloomberg L.P. Bring your kids day(担当:今村)
SBI新生銀行夏休みエコ教室(担当:赤城、今村)
東京都ボランティアを応援するセミナー(担当:今村)
キヤノンビズアテンダ2024新入社員研修(担当:今村)
ニッスイ新入社員研修(担当:今村)
VISA World Wide Japan(担当:今村)
SAP Japan アースデー2024講話(担当:今村)
NTTデータ(担当:今村)
パナソニックHD(担当:今村)
エコプロダクツ展2023(担当:今村、山地、赤城、多田)
戸田建設/西松建設(担当:今村)
住友化学スミカストーリーズ(担当:今村)
双日グループ(担当:今村)
江戸川高校(担当:山地、赤城)
ベーリンガー・インゲルハイム(担当:今村)
Capgemini(担当:今村)
広瀬川1万人プロジェクト(担当:今村)
東レ(担当:今村)
FedEx(担当:今村)
Bank of America(担当:今村)
荒川区 夏休みエコ教室(担当:今村・赤城)
SBI新生銀行(担当:今村)
BNPパリバグループ ファミリーDAY(担当:今村・赤城)
サノフィグループ サマースクール(担当:今村・凛)
マネックスグループ2023(担当:今村・赤城)
BloombergL.P.-日興AMジョイントプログラム2023(担当:今村)
Capgemini Earth Day 2023 Special: Sustainability Call 2023(担当:今村)
サービスグラント-住友商事(担当:山地)
べカルトジャパン(担当:今村)
京都超SDGsコンソーシアム海のSDGs会議(担当:今村)
デロイトトーマツグループ(担当:今村)
タキロンシーアイグループ(担当:今村)
(株)ニッスイ社員研修2023 (担当:今村)
HSBCグループ、Bloomberg、JP Morgan、UBS:Climate Week 2022(担当:今村)
楽天グループ(Rakuten Social Accelerator Learn & Action)(担当:山地)
Bloomberg L.P. Philanthropy Event(担当:今村)
SMBC日興証券(担当:今村)
新生銀行グループ(担当:今村)
マネックスグループ(担当:今村)
Bloomberg L.P. Earth Day 特別講話(担当:今村)
Salesforce.com(担当:今村)
ハンズオン東京(担当:今村)
日本NPOセンター(担当:今村)
法政大学NPO・ボランティア論(担当:今村)

2021年以前(クリックして展開)

双日
アレクシオンファーマ
BNPパリバグループ
非公開企業(大手コンピュータ・OA・通信機器メーカー)
CANONグループ
ミスアース東京2020ビューティートレーニング
東京大学海洋学際教育プログラム
海ごみ問題に関するウェビナー(IVUSA)
岩手県庁 県南圏域環境交流フォーラム for SDGs
マテリアルライフ学会第2回マイクロプラスチックシンポジウム
日本電機工業会(電機・電子4団体生物多様性ワーキングG)実践説明会
Salesforce.com新入社員研修
東レ社会貢献プログラム2019
第23回市民科学研究会2019
フィリップモリスジャパン講演
みなとSDGs vol.2「海洋プラスチック」の問題から、SDGsの統合性を学ぶ
表浜BLUE WALK2019
フォーラム「海ゴミ問題に対してユースは何ができるか?(Youth for the Blue)」~海と日本PROJECT~
CSR-NPO未来交流会2019
日本水産社員研修等2019
RockCorps2019
バリオセキュア新入社員研修2019
日立ビルシステム社員研修2019
日本プラスチック工業連盟講演会2019
東レ×Xylem Japan社会貢献プログラム2019
ミスアース東京/埼玉2019ビューティートレーニング
パタゴニア渋谷店 フィールドデー
日本電機工業会(電機・電子4団体生物多様性ワーキングG)
下諏訪町諏訪湖浄化推進連絡協議会講演2018
フジテレビジョンCSR部活動報告会
東レ社会貢献プログラム2018
表浜BLUE WALK2018
グローバル・コンパクト・ネットワークジャパン環境経営分科会
ママボラン(パーソルホールディングス)ランチ講演会
日本水産社員研修等2018
「足立の環境」シリーズ講座川ごみから海洋汚染を知る
カシオ計算機CSR研修2018 RockCorps2018
バリオセキュア新入社員研修2018
日立ビルシステム社員研修2018
サイボウズ親子で体験!新しい授業WS2018
あきしま環境緑化フェスティバル
Bloomberg L.P.30周年記念事業 20×20 pechakucha night
第16回韓国「江(川)の日」大会金海2017
東レ社会貢献プログラム2017
シニア自然大学(JEEF)2017
表浜BLUE WALK2017
日本水産社会貢献家族交流プログラム2017
プラスチック循環利用協会講演会(2017)
RockCorps2017
バリオセキュア新入社員研修2017
日立ビルシステム社員研修2017
板橋区立リサイクルプラザ2017
LOVE BLUE2016
表浜BLUE WALK2016
NOWPAP2016招聘
日立インフォメーションアカデミートライアル2016
日立ビルシステム社員研修2016

短/中期計画

激動の現代において中期計画を立てること自体がナンセンスかもしれません。。。
荒クリFでは、概ね短期計画を半年先の未来、中期計画1年後の未来としています。
※COVID-19の影響もあり、大幅に見直しました。
■短期計画
・変なNPOと認識される。
・集団での野外研修の実施が困難になっていることから、スマホアプリなどの開発を目指す。
・寄付金の増額。
・外資系企業とのつながりを増やすためのWebサイトの英語化。
■中期計画
・変なNPOと認識される。
・アプリにおいて動画広告や課金機能を用いて、収益獲得を目指す。
・高齢化した理事の入れ替え。
・収益事業の獲得に特化したビジネスセンスの高い理事をリクルートする。
■将来
・すごく変なNPOと認識される。
■これまでの主な取組み
・変なNPOと認識されつつある。
・スタッフの若返り。
・Webサイトの大幅改定。
・リーフレット/報告集などをインパクト重視に刷新。
・企業との協働による安定した活動財源の獲得。
⇒COVID-19の影響により振り出しに戻る。
・若い世代の運営参画(180 Degrees Consulting JapanNPO法人ドットジェイピー

メッセージ(活動30年を契機に)

 荒川クリーンエイド・フォーラムは、「調べるごみ拾い」を通じて、自然環境の回復と荒川に集い思いを寄せる人々の交流を創出してきました。1994年から始まった本活動に、過去30年間に参加した人は延べ26万人を超え、河川/海洋ごみ問題に対する関心が広がっています。

荒川の自然回復は誰でも参加できる身近な環境問題です。

荒川は首都東京における、かけがえのない水と緑の空間であるとともに、多くの生きものの棲み家や通り道です。しかし、水際のヨシ原や河川敷にはたくさんのごみが漂着し、景観だけでなく、そこに生育・生息する動植物に対しても悪影響を及ぼしています。また、街で発生したごみは川を伝って海へと流出し、世界の自然環境に影響を及ぼします。

様々な経緯で漂着する人工系ごみ。それらを調べながら拾うことで、どうすれば自然界に出るごみを抑制できるか、啓発と実践の両輪から、考えようというコンセプトで継続してきました。参加者一人ひとりが、ごみの発生原因や自然環境への影響について学び、日頃からできるだけごみを生まない生活を実践することで、自然界に逸出するごみを減らそうというものです。

荒川下流域は海水が遡上する感潮(かんちょう)域です。そして、このような環境にしか棲息しない「トビハゼ(東京都絶滅危惧IA類、環境省準絶滅危惧)」、「ヒヌマイトトンボ(環境省:絶滅危惧I類)」がいます。東京湾流域圏においては干潟が減少し、それらの種の絶滅が心配されています。環境の変化に脆弱なトビハゼやヒヌマイトトンボを保全することは、それを取りまく環境全体を保全することにつながっています。

荒川クリーンエイドには、多様な主体が参加しています。当フォーラムは主に荒川下流域において各団体による実施会場の調整、広報、ごみ袋等資材の配布、説明会をし、集められたごみは、国土交通省荒川下流河川事務所および2市7区の荒川沿川自治体に回収・処分いただいています。

荒川クリーンエイドは、年間約1万人が参加していますが、そのうち約2~4割が小中学生以下の児童/生徒たちです。各学校ではクリーンエイドと併せて川での環境学習もしており、子どもたちの自然とふれあい、環境を大切にする心を育んでいます。また、企業の皆さんには、社会性やチーム力、課題解決力などを養う社員研修プログラムとしても活用されています。

さらに、当フォーラムでは、上・中流域の市民や行政・自治体などとの交流を続けてきました。担い手不足によって荒廃が進む源流の森を活性化し、魚の行き交う川を実現するために、私たち下流市民に何ができるでしょうか。荒川流域の健全な水循環と生態系の回復を目指し、広報支援等、問題解決の道を探っています。

1994年の活動開始当初に比べれば堆積するごみはかなり減少しました。今後も「自然と人が共生する社会」を荒川から実現していきます。

荒川クリーンエイド・フォーラム常勤スタッフ一同